1、物の移動・安全管理
床面に置かれた物品を清掃範囲外に移動させます。清掃範囲に人の出入りがある場合には「清掃中パネル」を立てるなど、安全確保に努めます。カーペットに清掃道具を置く場合は、跡をつけたり、汚さないよう養生シートなどの上に置き管理します。
2、除塵清掃
床面にはホコリやチリが堆積しているので、掃除機をかけキレイにします。
3、シミ取り
カーペット洗浄の前に、シミの除去を行っておきます。その際、シミの種類(水性・油性)に応じた洗剤を使用します。
4、前処理
ポリッシャー洗浄する前に、汚れのひどい部分に洗剤を噴霧しておきます。こうすることで、汚れが浮き、落ちやすくなります。
5、ポリッシャー洗浄
カーペット専用ブラシを装着し、ポリッシャータンクから供給される洗剤とブラシの回転によって泡を立てながら洗浄します。
コンセントから電源をとる場合、電源の容量に注意します。(ブレーカー付リールコードを使用)作業後は、ブラシ面を直接床につけたまま放置しません。
6、泡の回収~リンス処理
ポリッシャー作業により発生した残留洗剤はエクストラクターを使って吸引回収します。同時に清水(消泡剤)を噴射し、カーペットをすすぎながら、発生する汚水も吸引回収していきます。なお、シミが残っていたら、3のシミ取り作業を行い、再度リンスをします。
7、乾燥
送風機や室内設置のエアコンを使い乾燥させます。乾燥には、やや時間がかかります。また、完全に乾ききる前にカーペットの上を歩行すると、再汚染してしまうことがあるので充分に注意します。
8、物品の復元
作業開始時に移動させた物品などを、元にあった位置へ戻し、見落としたシミなどがないか良く確認します。
※こちらの動画は、八王子市某複合商業施設の作業の様子です。